〒702-8034 岡山市南区福浜西町6番17号
春にくしゃみや鼻水や目のかゆみがある方は花粉症が疑われます。
スギなどの木や草花の花粉が、鼻の中を刺激してくしゃみ、鼻水、鼻づまりをおこす病気です。目が刺激されて目がかゆくなったり涙目になることもあります。花粉がよく飛ぶ春だけでなくそれなりに花粉が飛ぶ秋にも症状がでることがかなりあります。
この病気は日本人の4人に一人が悩んでいる※といわれています。
※「鼻アレルギー診療ガイドライン2016」
アレルギー反応といって、花粉から身を守ろうとする防御反応(ぼうぎょはんのう)が花粉症でない人と比べて過剰におこるのが原因です。春はスギ花粉が飛んでたくさんの人が花粉症に悩まされますが、秋にもいろいろな花粉が飛びますので鼻カゼのような症状が続く方は花粉症を疑う必要があります。アレルギー反応はある時から急につよくおこるので、今まで春に鼻のことで困っていなくても今年からなぜか鼻水が・・・・といった方も花粉症になっている可能性があります。また、刺激になる花粉が身近にあるとこの反応がおこりますので、山登りをするとくしゃみ、鼻水、目のかゆみが急におこって困ったということもあります。
花粉症はお子さんはまだならないと考えてられませんか?実は3才のお子さんでもなるのです。
鼻アレルギー診療ガイドライン 2016年版でのデータでは5~9歳で13.7%、10~19歳では31.4%と大人の発症率と変わらなくなっています。そしてお子さんの花粉症の問題点は患者さん自身が鼻水が多い、とか鼻が詰まる、とか目がやたらかゆいということが普段と違うかがそもそもわからない。鼻がつまるといった症状をうまく表現できないということがあります。ですので、幼稚園や保育園のお子さんでも鼻水が続く、目をかゆそうにしている、鼻がつまるのが続く、夜寝にくそう、昼間元気がない、気分にむらがある、機嫌が悪い、怒っりぽい。
これに当てはまるようならお子さんは花粉症の可能性があります。
花粉に対する鼻の反応を抑える治療を行います。
花粉症かわからない方は20分でわかるアレルギー検査をご案内しております。
鼻水が鼻の中につまっているとさらに鼻の症状がひどくなるので、鼻水をきれいに取り除いた上で、鼻の中がきれいになる薬を吹きつけるネブライザー治療や鼻の反応を抑える薬を使います。
この薬にはのむものと鼻にさすスプレーとがあります。
のみ薬にはいろいろな種類がありますので、その方に一番相性がよいと思われるものをご案内します。
患者さんから「ずっと薬を飲んでいるから薬がきかなくなったんでしょうか?」と相談されることがあります。ばい菌をやっつける抗生物質と違いそのような心配はありませんが、スギ花粉の飛散量が多いと通常飲んでいる薬では効かない場合があります。そのためのみ薬だけで治療している方には点鼻薬をお勧めしたりのみ薬をもう一種類追加するような治療をお勧めしています。
但し、気をつけたいのはお薬をきちんと飲んでいることが前提であると言うことです。あまり困っていなければ薬はのまず、花粉が多く飛んでいて困る時だけ飲むというのでは薬の効果を100パーセント発揮することができません。1日2回なら2回きちんとのむようにしましょう。
患者さんができる対策としては家の中に花粉を持ち込まないことが重要です。そのため玄関に入る前に服の上からはたくようにして花粉を落としておきましょう。外出するときの服装はナイロンのようなつるっとしたもので、花粉がくっつきやすいウールのセーターなどは控えるようにしましょう。で帰宅時の手洗いやうがいもしっかりしましょう。家族の中に花粉症の方がおられる場合は本格的に花粉が飛散する前の2月の中旬ぐらいから花粉が少なくなる4月中旬ぐらいまでは洗濯物や布団は外に干さないようにしましょう。
花粉が多いときには薬を飲みながらマスクをするのも有効ですがマスクのつけ方にもコツがあります。
マスクは鼻の穴も隠れるようにして顔にぴちっとつけるようにしましょう。顔との間に隙間があるとそこから花粉が入ってきてしまいます。またマスクを外して飲んだり食べたりする時だとあごにマスクをずらすをやめましょう。顎についた花粉がマスクの内側に入り込んでしまいます。
マスクはつけるならきちっとつけるようにしましょう。
花粉症の治療と言えば花粉症の薬を予防的に飲むといったといった方法しかなかったのですがついに根本的に治す治療が登場しました!それは「舌下免疫療法」です。
毎日スギ花粉のエキスを口の中(舌の下)に垂らしていきながらスギ花粉のエキスの量を増やしていきます。約8割の方がこの治療で花粉症の季節も花粉症の薬を飲まずに快適に過ごされています(約2割位の方は効果がありません)。以前からされていた治療と違い注射をしなくて済むので痛みはなく注射の治療のときにはまめに通院も必要でしたがこの治療は月に1回の通院で済むなどかなり治療を受けやすくなっています。
飲み薬や点鼻薬をしても改善しない方や飲み薬で眠気が強い方などには非常にお勧めです。
但し気をつけたい点が3つあります。
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