当院で目指している、「ていねいでお待たせしない」診療。
これまでもいろいろデジタルデバイスの助けを借りて取り組んできました。
「カルテの入力」という、患者さんから話をうかがったり、鼻やのどのチェックをしたりすることとは違う、「診察であって診察でない時間」の削減に、電子カルテを導入し、カルテを入力する端末を診察机に2台、カルテを入力するクラークも2名配置するという、ダブルクライアント・ダブルクラークシステム。
ピークシーズンでも診察直前まで患者さんが好きなところで好きなことをしていられる、順番予約システム「ドクターキューブ」。
当院は診察終了から会計までの時間短縮にも取り組んでおり、「来院から会計終了」までの時間でより「診察自体」に時間を振り向けれるような対策を日々練っています。
次は診察前にスタッフが患者さんに病状をうかがって電子カルテに入力しておくような「前問診」を考えていたのですが、、、
順番予約がスムーズに運用できるがために待合室には診察前の患者さんしかおられないのです。。。
そうすると待合室でお待ちいただいている間に前問診を、と思ってもすぐに診察に呼ばれる状況になってしまう。
てな訳でスタッフ増員できたら前問診というのは難しいのかなぁと行き詰っておりました。
当院の現状でネックになるのがドクターの診察。これはスタッフがカバーできるものではなく、ここが長いとおのずと待ち時間が長くなってしまうのでどうしたものか。。。
そんな中、最近閃(ひらめ)いた!
一日20名とか来院がある初めての患者さんにITの助けを借りてより深い問診を事前にするのはどうだろう???
初めての患者さんは診察の時に問診票を見ながらさらに質問をしていくのですが、この「質問」の部分まで問診の領域を広げていく。
これを「ウェブ問診」といいます。
これは何かといいますと、問診票をペンで書くのではなくスマホとかで入力してもらうようしようというもの。
特に初めての方で順番予約をとってきていただく場合、その予約画面で「ウェブ問診票」を入力してもらうようにしたらいいのでは???
今までは、当院のホームページにアップしている印刷用の問診票をこの「ウェブ問診票」にすれば患者さんはわざわざ紙に印刷しなくてもすむし、出先でも問診票の入力ができる。
特に混雑する土曜日とか初めての患者さんが多く、この初めての患者さんが連続したりすると(先月の土曜日は始めの10名の患者さんのうち7名が初めての方という時がありました)どうしても待ち時間が予定よりも延びていってしまう傾向がありました。
事前により深い問診ができていればその「質問」の部分の時間が短縮できるとそれがそのまま待ち時間の短縮につながる。例えば一日20名、一人一分この「質問」の部分が短縮できたら「20分」の待ち時間の短縮!
しかも初めての方に限らずお久しぶりの患者さんでもこういう深い問診ができていればこれも「質問」の部分が短縮できる余地があり、さらなる待ち時間の短縮につながる可能性がある。
このへん、最終的にこのデジタル問診票に集約されるまでの移行期に紙のアナログ問診票も状況に応じて併用していくのがカギでしょうなぁ。
いやー、久しぶりに閃(ひらめ)いちゃった♪
焦らず、じっくりと、スタッフのみんなの協力を得ながらこの取り組み、実現させていきたいです^^