9月に入り、皆さんお鼻の調子はいかがでしょうか?
今年は先週くらいから秋めいてきて、肌寒い・・・
秋の花粉症の方はけっこう症状が出てこられています。
ここで気を付けたい点が2つ。
スギ花粉症しかないから自分は秋は関係ない。
そんなふうに思われてませんか?
実はスギ花粉症も秋の花粉症も、「花粉に敏感なアレルギー性鼻炎」であることには変わりません。
アレルギー性鼻炎はもともと気温の変化に弱いのです。
ですので、急に冷え込んでくるような時期は結構鼻の症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻血など)が出てきます。
最近でいうとお子さんの鼻血のご相談が多いのですが、検査をするとアレルギー性鼻炎が原因だったということが多いです。
秋の花粉症はないはずなのに、鼻水がやたら出るという方はアレルギー性鼻炎としての鼻の症状が原因と考えて抗アレルギー剤をのんだりすることをお勧めします。
そして2つ目。
鼻水がさらさらではなくねばっとしていませんか?
あるいは、鼻水に加えて、頭痛や頭の重い感じやほっぺたや目の奥の痛い感じ、歯の痛み、歯の浮いたような感じ、こういう症状もありませんか?
もしそうであれば、ちくのう症(副鼻腔炎)
http://chikunou-chiryo.com/what.html
の可能性があります。
これは花粉症の薬をのんでもよくなりません。
昔は手術しか治療法がありませんでしたが、今は飲み薬を一か月くらい続けることで治せるのです。
この病気になると頭痛がひどくて仕事に支障をきたしたりすることもあります。
今までこの時期に鼻水なかったのに・・・という方、アレルギー性鼻炎デビュー!かもしれません。
お心当たりの方は、早めに耳鼻科で相談してみましょう。