寒い冬。鼻水出ていませんか?
特に幼稚園や保育園のお子さんたちは鼻をかめないので、鼻をずるずるいわせていると、いきなり「耳痛い!」となりかねません。
特に色のついた鼻水はばい菌がいっぱいいるので、要注意です。
さらに、まだ1才とか0才のお子さんは自分で痛いと訴えれない。
この子たちの場合は、熱、機嫌が悪い、夜泣きがひどい、夜眠らない、食欲がない、といった症状が鼻水と一緒にあれば非常に怪しいです。
特に中耳炎がひどくなり、耳の奥に膿(うみ)がたまっていれば、鼓膜切開(こまくせっかい)という治療をして、膿の逃げ道を作ってやらないと、何日も痛かったり熱が出たりします。
ただし、困るのが中耳炎は耳が痛い「急性中耳炎」だけでなく、耳が痛くない「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」もあるのです。
この滲出性中耳炎というのは、痛くはないが、難聴をおこします。さらに病気が進行すると、非常にやっかいな「癒着性(ゆちゃくせい)中耳炎」や「真珠腫性(しんじゅしゅせい)中耳炎」になったりすることも。
この合わせ技で急性中耳炎の症状を小児科で「カゼ」と診断されて治りきらずに滲出性中耳炎が残っていることもあったりします。
鼻の調子が悪いと中耳炎になりやすい。
特に年末年始は1週間くらい休みになりますが、岡山市では耳鼻科のお医者さんは数が少ないので、救急病院にはいない、イコールこの1週間は耳鼻科を受診することは不可能、ということになります。
お子さんの鼻の調子が微妙なら中耳炎のチェックも兼ねて早めに耳鼻科を受診してみましょう!