今年の花粉症。
スギの開花がどんどん進んでいますが、現時点では30%くらい。
今週から来週にかけてが、本格的なスギ花粉の症状が出るのではないかと思われます。
そんな、去年よりも花粉の飛散量が多い、今年のスギ花粉症ですが、最近ご相談に多いのが、「薬のんでいるけど、鼻水がとまらない!」といったお悩みです。
これについては4点原因が考えられます。
1.花粉がとても多いので、去年の飲み方では薬の力が足りない。
飲み薬の変更や追加、点鼻薬を使っていなければ点鼻薬の追加といった方法を考えます。
2.薬をきちんのとのめていない。
薬が1日2回のむ薬を症状がある時だけ、あるいは1日1回で十分効いていたから、などの理由でのまれていないと、薬本来の力が発揮できません。まずは、きちんとのんでみましょう。
3.ジェネリック(後発品)に変更していた。
先発品(例:アレグラ)とジェネリック(例:フェキソフェナジン)は例えばホットケーキミックスでいうと先発品が森永、ジェネリックがスーパーのプライベートブランドといった形になり、同じホットケーキですが、森永と同じような風味かどうかはまた別問題です。
先発品で効いていたけど、ジェネリックは微妙に効きが落ちる場合が、多くはないですがあります。
4.ちくのう症にもなっていた・・・
意外にあるのがこのパターンです。
もしちくのう症があれば、1カ月くらい治療が必要になります。
鼻がぐずぐずしているから内科で治療を受けてたけど、耳鼻科でレントゲンを撮って初めてわかった。
こんな患者さんがけっこうおられます。
特に内科で花粉症の治療を受けている場合は一度耳鼻科で相談を!