3割が燃え尽きる?「研修医」という超激務。東洋経済オンラインの記事なんですが、
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130418-00013672-toyo-nb
今も昔も医者は体力勝負なんだなって実感。
ただ、ホントに大変なのは研修医ではなく中堅以上になった時かな。
自分は済生会に10年弱いましたが、自分が耳鼻咽喉科の専門医(耳鼻咽喉科を専攻して5年臨床経験がないと受験できない)をとった時はこの専門医を持っている耳鼻科医が5人いました。が、しかし、それから4年後には専門医をもつのは自分一人であとは二人の研修医だけになりました・・・。
一般の企業でもそうかと思うのですが、スタッフが増えていってその後急激にスタッフが減り始めると負のスパイラルで大変悲惨な状況に。
耳鼻科の手術で扁桃腺をとる手術(口蓋扁桃摘出術:こうがいへんとうてきしゅつじゅつ)ってのがあるんですが、これは研修医がまず挑戦するような手術の難度自体は高くなくて医者一人でできるんです。
ただし、手術後(1週間以内が多い)出血するともう大変。緊急手術には全身麻酔が必要なんですが、麻酔をかける管を口から入れるのに口の中は血の海で管を入れること自体とっても大変。出血続くと最悪死亡しますからこの手術をやったら手術後1週間入院されている間は緊急手術に駆けつけれるようなとこにいないといけない。
しかもこの手術はコンスタントに予定が入ってくるので他のスタッフが研修医二人だけの時は自分しか緊急手術に対応できないので結局1年以上岡山市の中だけで生活してました(*.*;;
まぁ、医者として修行を積むにはとってもたくさん緊急手術ありーの特殊なケースありーのでこの上もない環境でした。今の自分があるのは済生会時代の患者さんや他科の医師やスタッフのみなさんのおかげで、ほんと感謝しています。
さーて、今日もこの感謝の気持ちを忘れずお仕事お仕事♡