とある午後の診察。
患者さん「のどに魚の骨が刺さったみたいなんです・・」
して、お魚はなんでしょう?
ふーむ、ブリの照り焼きですか。。。
となると、そこそこおっきい骨があるかもしれませんねぇ。
で、見せていただくと、
左の扁桃腺(口蓋扁桃)に骨がぶっ刺さっていました。
すこっと抜いて一件落着^^
この魚の骨なんですが、よくご飯を丸呑みする方が結構おられますが、これは危険です。
刺さった骨がご飯などでもっと奥に刺さることもあります。
また、そのまま放っておくこともやめましょう。
魚の骨の傷口からばい菌が入って、膿(うみ)がたまり、頸部膿瘍(けいぶのうよう)といって緊急手術(&緊急入院)をしないと命にかかわる病気になることも。
魚の骨が刺さって抜けて、刺さった傷口がひりひりしたりする場合が多くはあるのですが、もし魚の骨が刺さっていたら膿ができたりしないように早めに抜くことが大事です。
魚の骨、と甘く見ずに耳鼻科を一度受診しましょう(^.^)/