電話の声が聞こえにくい。
何人かで話をするとよくわからない。
会議でのやりとりがさっぱり頭に入ってこない。
「聞こえが悪いんじゃないか?」と思って耳鼻科を受診してみると、「聞こえは悪くないですよ」と言われた。言われたけど、やっぱり聞こえにくい感じは変わらない。。。
そんなお悩みの方はおられませんか?
これは病気ではなく、障害かもしれません。
それを聴覚情報処理障害 略してAPD(Auditory Processing Disorder)といいます。
これは病気でないので現時点では治す方法はありません。
ただし、ご自身がそういう状態である、ということを認識することで、聞こえにくい状況になりにくくする工夫をすることにより社会生活をより快適に送ったりデジタル機器を使うことでより会話がわかりやすくなる場合があるのです。
でも、これは「難聴がない」ことが前提になります。
もし難聴があるようであれば、それはまた別の病気が潜んでいる場合もあります。ただし残念なことに耳の専門である耳鼻科のお医者さんでもAPDを知らないことが多いのです。
もし「APDかな?」と気になる方は一度聴力検査を受けてみましょう。
APDについては「聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本」(平野浩二著 あさ出版)がわかりやすいです。気になる方はぜひご覧ください!