今日は学校医をしている南輝小での学校保健委員会。
これはPTA役員の方と学校の先生と学校医(内科、眼科、耳鼻科、歯科)で集まる会なのですが、年に2回あります。
ここで春の学校健診の結果の講評をしたり、PTAの方からの質問に答えたりするのですが、
この南輝小、お家での保護者の方の目が届いているからだと思いますが、例年健診での結果はとってもいい。
今年も耳あかがおられるくらいで、鼻水ドロドロみたいなお子さんはほとんどおられず。
そんなとてもいい状況なのですが、養護教諭の先生から質問が。
「暑くなり始めてから保健室には鼻血でやってくる児童が多く、同じ子が頻繁に鼻血が出るのが気になっています。鼻血が出やすいのはいつものことだからと、なかなか受診に至らないようです。アレルギー性鼻炎等を放置している場合もあります。対応について先生にアドバイスいただけたらと思います。」
・・・すんばらしい質問^^;
質問なんだけど、ほとんど結論みたいな。
鼻血を繰り返す場合、アレルギー性鼻炎は疑う必要がある病気です。
そもそもアレルギー性鼻炎というのは日本人の4割がもっていて※、かつ悩ましいのがある日突然なってしまうこと。
これはお子さんに限らないのです。
ただ、大人の方の場合は鼻の奥にガンができていることがあり、鼻血を繰り返す場合はお子さん以上に是非とも耳鼻科を受診してもらいたいところですが。
そんなアレルギー性鼻炎、ヘビーな病気ではありませんが、水っぱなや鼻声やくしゃみ程度ならまだしも、「鼻血を繰り返す」のは精神衛生上も非常に悪いので、お子さんがもし「最近鼻血ちょいちょいあるなぁ」と思ったら、是非一度耳鼻科で相談されることをお勧めします。
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たかが鼻血と思わず、受診してみましょう。
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※鼻アレルギー診療ガイドライン2016