秋になり、今年はけっこう花粉症で困られている方が多いです。
さらに目の症状も結構あり。
家族の目薬あったから使ってみよう。
そんな方、おられませんか?
これ、まずいんですよ。
まず薬の効果は個人差があります。
その患者さんに合わせて医師が処方した点眼薬が他の方に合うとは限りません。
また、点眼薬はウィルスが点眼薬を介してうつる可能性があります。
家族といえども点眼薬に限らず薬は貸したり借りたりしないように しましょう。
特に、ステロイド入りの目薬は要注意です。
ステロイドホルモンは強力な薬です。目のかゆみに強い効果を発揮しますが、逆に 誤った使い方をすると重大な副作用を起こすことがあります。
点眼薬の場合、眼圧が上がる場合があります。
眼圧が上がっているのを知らずに緑内障という病気になっていることが40代以上では結構な確率でおこります。この緑内障というのは治療が遅れると失明する場合がある怖い病気です。眼科では40代になったら緑内障になっていないか、年に一回は眼科を受診しましょうという案内をしているぐらいです。
そんな訳でステロイドホルモンの点眼薬を希望する場合、自己判断で使わず眼圧をチェックできる眼科で処方の相談をすることをお勧めします。
さらにコンタクトレンズです。
コンタクトしていて目薬使えないの?
こういうご質問を受けることがありますが、アレジオン点眼液はOKです。それ以外の目薬はダメとおもってもらった方がいいです。
普通の点眼薬はコンタクトの中に とどまって、効きすぎてしまう。そうすると目に刺激を与えたり コンタクトレンズの性状に影響を与えることがあります。アレジオン点眼液はそういった原因となる防腐剤「ベンザルコニウム塩化物」を含んでいませんので、大丈夫なのです。
ただし、そんなアレジオン点眼液でも注意する点があります。
カラコンはダメなんです。
と、いろいろ注意する点が目薬にはあり、テキトーに使わずお医者さんで処方してもらって使うことをお勧めします。