日経1面の連載記事「医出づる国」
「歯医者なぜ長引く 供給過剰 無駄な治療も」
歯医者さんに行くといつまでたっても治療が終わらないので、行かないんです。
そんな話は普段診察をしていると結構聞いたりします。
実際、歯医者さんは、「ぇっ、その通院間隔はないんじゃない?!?」みたいなぐらい通院をさせるのはよくあることなんです。
原因は「過当競争」。
2010年の統計によると、全国の歯科診療所は68167であるのに対して、コンビニの店舗数は42865。
なんと、5年前の時点でコンビニよりも多い!
これでは売り上げが立たない→生活ができない。
歯医者さんの2割は年収3百万円以下というデータもあるぐらいです(PRESIDENT 2010年7月5日号 )。
限られた患者さんで生活を立てていくために通院頻度を増やすという手はありますが、まだこれくらいならましな方。
知り合いの人がふらっと入った歯科で前歯の治療をしたら、リンゴのような固い食べ物をかめなくなった(前歯がぐらつく可能性があるので)ので後悔している、みたいな話も聞きましたが、実際歯医者さんのピンキリの度合いはお医者さんの比ではありません。
歯の困る点は、抜かれたらもう生えてこないということ。
歯を抜かなくてもなんとかなりそうでも、歯を抜く→歯を抜いたところにスペースができるので歯並びがくずれる→歯を抜いたところにインプラント※を入れる。ここでポイントは、インプラントという治療は保険診療ではなく自費診療になるので、治療の値付けが自由なので、保険診療よりも利幅が多いので、売り上げが少なくて苦しんでいる歯医者さんの場合は非常にインプラントの売り上げは大きいといえます。
インプラントに限らず、売り上げを維持するために虫歯の予防に数ヶ月以内に1回通院をさせる(ちなみに自分は歯石の除去も兼ねて半年に1回虫歯のチェックに通院しています)とか、過剰とも言える診療をするのは歯医者さんの場合はかなりあります。
そもそもまともな歯医者さんがどれだけいるのか・・・というところがまず大きな問題ですが。
この「まとも」というのは、「腕があって」、かつ「人としても」まともということですが、なかなかこの条件を満たす歯医者さんは少ないです。
口コミも、接遇とかはいえても歯医者さんの腕まではわからない。
ホームページはどうかというと、歯科のような競争が激しすぎる業界は「ホームページの見せ方」も洗練されているので、いいか悪いかの基準にはならないのです。
ただ、おかコミのような口コミサイトでぼろカスに書かれているところはパスした方がいいでしょう。これは自分の業界のおかコミの口コミを見ていたら感じたことですが。
じゃあ、どこがいいのよ?って話になりますが、そこで草野歯科医院。
なんと、水曜日は朝7時からしているのですが、ここの難点はていねいに診療してくれるので1時間はみた方がいいです。
これ読んで歯医者さんどこ行こう・・・と悩んでいる方、オススメです^^
〒700-0815 岡山市北区野田屋町2-7-13
予約制で、TEL086-221-1174
木・日・祝日休み
診療時間はホームページhttp://kusano-dc.jp/をご覧ください
※抜いた歯の部分に人工の歯根を埋め入れて、歯の本来の機能や見た目を取り戻す治療法