睡眠時無呼吸症候群。
寝ている時に何度も呼吸が止まった状態がおこる(無呼吸)病気です。
この病気のコワイ点は、患者さんの命に危険が及ぶことはもちろんですが、知らないうちに患者さんの社会生活にも重大な影響がでることなのです。
この病気では夜よく眠れないので、睡眠不足になります。
そして、睡眠不足から交通事故をおこす。睡眠不足からいらいらして仕事や対人関係がうまくいかない、など。
また、寝不足からの体の負担で、心筋梗塞や脳卒中で命を落とすこともありえます。
それで、この病気の場合は、きちんと治療を受けることで、日中の眠い状態を改善して、さらに高血圧などのこの病気が原因でおこる病気を改善したり、予防することができるのです。
病気が軽くない方にはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)が効果を発揮します。
これは寝ている時に圧力を加えた空気を鼻から送り込むことによって、息の通り道のふさがりを取り除く治療法です。
この治療は保険適応になっているのですが、治療を開始するためには一晩息をしていない状態がどれくらいあるのか検査して診断をする必要があります。
今は、自宅で検査できる方法も導入されてきているのですが、保険で治療をするには、重症でない方の場合はより厳密に診断する必要があり、一泊入院での検査が必要になります・・・。
そんな入院検査ですが、なかなか社会人の方は平日の午前中に病院受診して何時間も待って検査のための入院手続き、ってのはハードルが高い。
CTやMRI検査のように検査だけ受けて帰れる病院ないかな~って探していたのですが、ついに見つけました!
備前市にある木村病院。
http://www.bizen-kimura.jp/
ここでは、クリニックからの紹介であれば午後7時に病院へ行って検査を受けて翌朝帰る、そんなことが可能なんです!
で、副院長の木村 英夫先生にご相談にお邪魔しました。
いろいろお話をうかがっていると、睡眠時無呼吸症候群の検査だけでなく、いろいろ病院とクリニックの連携の可能性があるんじゃないか、ぴぴぴっとインスピレーションが湧いて、思いの外有意義な訪問になりました^^
こりゃあ面白そう。入院設備のないクリニックでは難しい、でも患者さんにはメリット大!みたいな治療もまた木村先生に相談してみよっと♪