年末に気をつけたい病気、第三弾。
それは「めまい」。
めまいで大事なのは、脳に問題がないかということ。
目が回ってて、ろれつが回らない、手や足が動かしにくい。
そんな症状があったら、脳出血や脳梗塞の可能性もあるので、すぐに救急車を呼びましょう。
目が回ってはいるが、もどしたりするくらいで他に変わったことがなければ、めまいと吐き気は一心同体なので慌てることはありません。
ただし、めまいや吐き気の程度がひどければ点滴をしてもらうと楽になりますので、救急外来を受診してみてください。
めまいで気をつけたいのは、めまいの程度がひどくない場合。
聞こえにくい、耳鳴りがしだした、車でトンネルに入ったような耳がふさがる感じがする、人の声や物音が耳でやたら響く。
こんな症状もありませんか?
もしあったら、突発性難聴によるめまいかもしれません。
ただし、救急外来で聴力検査をできるところはありません(そもそも救急外来には耳鼻科のお医者さんはいません)。
めまいが落ち着いても年始早々に1月4日に耳鼻科を受診して、聴力に問題がないか調べてもらいましょう。
もし突発性難聴であれば、飲み薬あるいは点滴の治療で改善させることができます。
突発性難聴は発症してから治療までの期間が短ければ短いほど治る確率が高くなります。
逆にいうと時間が経ちすぎると(1週間以上)、点滴をしても治らなくなってくる場合があるので、「年始早々」に受診することをお勧めします。