大き目の病院でいろんな科があるから大丈夫。
そんなふうに思われてはいませんか?
岡山日赤のような大きな病院とそれより小さい中規模な病院では実は大きな違いがあるのです。
それはお医者さんの質。
この場合は腕がいいとか性格に問題がないとかとは別の部分でです。
それは「常勤医」か「非常勤医」か。
常勤医というのは夜中とかでも入院している患者さんが急変したりしたら駆けつける必要があるお医者さん。仕事が終わっても、病院から呼び出しを受ける可能性があるのです。
非常勤医というのは診察の時だけ病院に行って、診察業務が終わったら、仕事はおしまい。いわゆるアルバイトです。
例えば○○病院は、標榜科目に内科、外科、整形外科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科とあっても、実は常勤医は内科と外科と整形外科しかいなくて、それ以外の耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科は非常勤医、すなわち普段は病院にはいないということもあったりします。
ここで常勤医でないと困るのは、例えば午前に診察を受けて、午後に調子がさらに悪くなったりして患者さんが受診するあるいは電話で相談してきた場合、病院として対応ができないのです。
「○○医師は今おりませんので・・・・」みたいな話で終わり。
さらにいうと治療の一貫性の問題。
この日はA医師にこういわれたけど、次に受診した時はB医師でなんか前と説明違ってる・・・。
カルテには記載があってもその時のニュアンスというところまでは記載することには限界があるので、患者さんにしてみたらなんじゃそりゃ?!?的なことがおこりやすいのです。
そんなこんなでもし受診をするのなら常勤医が外来診療をしている日に受診することをお勧めしたいです。
これはその病院に「○○科のお医者さんは常勤医ですか?」と電話で問い合わせしてみたらわかります。
ちなみに岡山市内で耳鼻科の常勤医がいる病院は、岡大病院、岡山日赤、済生会、岡山医療センター、川崎、岡山ろうさいの6つだけです。
他の病院は耳鼻科はすべて「非常勤医」ですので、ご注意を!