インフルエンザワクチンの予防接種(インフル接種)が10月3日(月)から始まります。
今年に関しては例年とはまた違った重要性がインフル接種にはあるのです。それは「インフルになりやすい人が多数いる」ということです。コロナ禍の3密対策が功を奏した結果2年間インフルエンザの流行がありません。これはこれでいいことなのですが、「感染しやすい状態」の方が多数おられる状態です。
実際、先に冬になったオーストラリアではこの6月にインフルエンザの流行があり、日本でもこの冬にインフルエンザが流行することは確実と思われます。そうなると、発熱という紛らわしい症状でコロナと間違われる可能性があり、今年のインフル接種についてはエッセンシャルワーカー(医療・福祉、物流、公共交通機関などに勤務)の方々においてはインフル接種は重要ではないかと思います。
さらに家庭内感染からインフル感染→発熱などの症状を防ぐため、小さいお子さんのおられるご家庭においては大人の方だけでなくお子さんにもぜひインフル接種を受けることをお勧めしたいです。
今年はコロナ禍でというのは昨年と変わりませんが、人の動きは加速しており先に述べたもともとインフルへの免疫がない方が多い状況と相まってインフル流行への警戒は欠かせないと思われます。
そして当院でのインフル接種についてですが、、、やはりコロナ禍で「3密対策」を徹底させて患者さんに通常の診察だけでなく予防接種も安心して受けていただけるよう、工夫をこらしております。それは「クリニックでの滞在時間」をできるだけ少なくて済むようにする取り組みです。やはりクリニックにはできるだけ長くいたくない。これは患者さん皆さんに共通したニーズと思います。その想いに応えるため、待合室に患者さんが集中しないよう、予防接種は「時間帯予約制」にしました。これで通常の診察の「順番予約制」をスムーズに診察が続くように仕組みを作っている当院では予防接種の患者さんが来られても通常の診察を受ける患者さんが来られても待合室がぎゅうぎゅうになったりしないようにできました。
さらに事前にどの時間帯にどれくらいの人数の患者さんが来られるか把握できるよう、「必ず事前に予約をネットで」とっていただくようにしました。こうすることで電話でのやり取りで行き違いがおきたりするのを防げます。また、予防接種では「問診票」の内容によっては予防接種が可能かどうかにもかかわってくるためこの問診票についても「時間帯の予約」と合わせて「事前にウェブ問診票の入力が必須」としました。
こうすることで、予防接種の前の段階の「受付での手続き」で問診票を紙で書いてもらう時間を削減でき、かつ問診票で気になる点を予防接種直前に確認しなくて済み、予防接種間際の時間の遅延を防ぐことができます。そして、予約自体は映画館のネット予約のように日が近づいてからの予約開始としました。具体的には4診療日前から予防接種の予約受付を開始します。そして手続きの抜け漏れを防ぐため、2診療日前に締め切ります。
また、「インフルエンザ予防接種のついてでに耳そうじとか普通の診察も受けたい」というお声もいただいております。この点につきましては、オペレーションを改善し、対応できるようにしております。具体的にはインフル接種については事前に予約やインフル接種用のウェブ問診の入力を済ませていただき、受診日当日に診察の順番予約をとっていただくことになります。この場合、通常の診察の順番の時間が優先となりますので、必ず順番予約の時間に間に合うようにお越しください。
通常の診察についても今まで通りスムーズに受診していただけるように配慮しています。患者さんの順番予約の多さなどを確認しながら、患者さん一人当たりの受診時間を予測して順番予約をしてからの待ち時間について調節していくのです。こうすることで、予定の時間になったけど、クリニックに来たらまだ全然順番が来そうにない・・・ということを防ぐようにしています。
ただし、受付での手続き後スムーズに診療とインフル接種を両立させるため、インフル接種は看護師が行うのですが、、、実は今年は例年以上に看護師の確保が難航しております。そのため少なくとも10月開始時点では夕方の接種時間が短くなっております。また土曜日も開始するめどが立っておりません。このあたり、 患者さんにご不便をおかけしてしまうのは心苦しいのですが、感染症対策が全てにおいて優先される社会状況なのでご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
なお、当院でのインフルエンザの予防接種については予約も含めお知りになりたい方はこちらをご覧ください。