よく年配の方からご相談を受けるのが、「あやわかりがしない」。
これ、岡山弁で「話がわかりづらい」ということなんですが、家族の方から「耳が遠くなったんじゃない?」ということで来院。
患者さん自身が聞こえにくいというよりも家族の方から言われて、という方々がけっこうおられます。
ただ、「聴力検査」と「会話」はちょっと違いまして、聴力検査では音を聞くという形ですが、会話は人とのコミュニケーション。
水仕事をしていて、話しかけられる。自分は洗い物に集中しているので、「・・・ってだよね?」みたいに話の初めが聞き取れません。声はすれども会話がわからない。
あるいは新聞を読んでたりして、横から話しかけられる。これまた、言葉の初めが聞き取りそこねる。
こういうのは、会話のキャッチボールで例えると、ボールを受け止めようと構えていても、投げる方が全然違う方にボールを投げるようなもので、聞き手の方はわかりません。
特に気安く話しかけられる身内の場合によくおこります。
さらに、話す方が小声だったり、鼻声だったり、滑舌(かつぜつ)が悪かったりすると聞き手は非常にきついです。
最近妻が聞こえがわるいなぁ、とか、夫の耳が悪くて困っている、とかお悩みの方、一度お二人の会話の状況を振り返ってみることもおすすめします。
難聴が気になる、という方は是非みやはら耳鼻咽喉科へどうぞ♪